白内障手術のご案内

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クリアな視界を取り戻し、快適な毎日へ

白内障手術は、濁った水晶体を取り除き、透明な人工のレンズ(眼内レンズ)を挿入することで、視力を改善する治療法です。
非常に安全性が高く、視界が劇的に改善され、多くの方が快適な日常生活を取り戻されています。

外来診療担当表はこちら

白内障とは?こんな症状はありませんか?

白内障は、目の中にある「水晶体」が濁ってしまう病気です。
カメラのレンズに例えられる水晶体は、光を集めて網膜に像を結ぶ重要な役割を担っています。
ここが濁ることで、様々な見え方の変化が現れます。

  • 視界全体がかすんで見える、霧がかかったようにぼやける
  • 光がまぶしく感じる、特に夜間の車のライトが気になる
  • 暗い場所だと物が見えにくい、手元が見づらい
  • 物が二重、三重に見える(一時的または継続的)
  • メガネの度数を変えても視力が上がらない
  • 色がくすんで見える、以前より鮮やかに見えない

白内障の手術

手術の目的と方法

濁った水晶体を取り除き、代わりに眼内レンズ(人工水晶体)を移植することによって視力を改善させることです。
しかし、網膜や視神経・角膜など、水晶体以外の部分に問題がある場合は思ったより視力が回復しない場合もあります。

1.角膜を小さく切開

白内障手術の角膜切開

2.水晶体を超音波で砕いて吸引

白内障手術の水晶体の吸引

3.眼内レンズを入れる

白内障手術の眼内レンズ
※水晶体が固い場合は、切開を少し大きくして摘出します。

手術への不安を和らげるために

麻酔について

手術は局所麻酔で行います。 麻酔が効いていれば強い痛みを感じることはありません。痛みを感じる場合は、麻酔を追加することも可能です。
手術を行っている眼はピントが合いませんので、手術器具が見えて怖いといったことはありませんのでご安心ください。

眼内レンズについて

眼内レンズは、ピントを合わせる調整力がありません。 遠近共にはっきりと見るためにはそれぞれメガネが必要になります。

術後の眼鏡作成について

目の状態が安定する手術後3ヶ月頃作成となります。時期については定期診察の際、医師より説明があります。
白内障手術はとても安全になりましたが、水晶体嚢が破れるなどして眼内レンズが挿入できない事が時にあります。この場合後日眼内レンズを挿入して固定します。
一過性の眼圧上昇、角膜混濁などがおこることがありますが、適切に処置します。 眼内の感染、出血、眼内レンズの位置のずれ、網膜剥離などがまれに起こりえますが、これらの場合も適切に対処いたします。

武南病院附属クリニックでの白内障手術の安心体制

患者様が安心して白内障手術を受けられるよう、万全の体制を整えています。

  • 入院を伴う手術 : 白内障手術は、武南病院での入院が必要となります。
  • 入院期間 : 片眼につき2泊3日です。
  • 手厚い術後ケア : 入院中は毎日医師による診察がありますので、術後の経過も安心して見守ることができます。

費用について

手術費用は、患者様の健康保険の自己負担率やお住まいの地域の医療サービス制度によって異なります。

参考例 負担率 料金
例1 医療保険 自己負担率1割の方 片目で約¥22,100(税込み)+お食事代
例2 医療保険 自己負担率2割の方 片目で約¥44,200(税込み)+お食事代
例3 医療保険 自己負担率3割の方 片目で約¥66,290(税込み)+お食事代